【システム開発】業務プロセス
効率的なシステムを設計するためには、
業務プロセスを設計するためには、業務プロセスの分析が欠かせません。
業務プロセスを視覚的に表現するために、モデリングの手法があります。
代表的なモデリングの考え方と分析手法を紹介してきます!
モデリングの手法
・ER図(Entity Relationship Diagram)
ER図とは、
システムを扱う情報とその関係を表した図
のことです。ER図のEはエンティティ(Entity)の略で、
Rはリレーションシップ(Relationship)の略です。
つまり、「エンティティ=モノ」と
「リレーションシップ=関係」の組み合わせで
システムのデータやデータ間の処理構造を設計していきます。
ER図は、
・実体(エンティティ)・関連(リレーションシップ)・属性(アトリビュート)
の3つの要素で表現します。
ER図を書くメリット
1.後戻りのコストを防ぐことができる
テーブル数が多くなればなるほど、設計ミスや、プログラマが仕様を理解できないリスクが増大し、後戻りによるコストが発生してしまいます。そのような大規模なシステムの場合は、ER図で整理することでシステム全体の構成が俯瞰でき、品質の高いデータベースおよびプログラム製造につなげることがでます。
2.運用・保守フェーズで役立つ
また、システムは一度構築すれば終わりではなく、長年稼働しながら改修を繰り返していきます。ER図は、そのようなシステムの運用・保守フェーズ においても活用できます。ER図を残しておくことで、設計者以外の方でも設計内容を把握し、仕様変更などの改修に素早く対応できるようになります。
ERモデルの歴史
現在、ピッツバーグのカーネギーメロン大学教員を務めるピーター・チェン(別名ピーター・ピンシャン・チェン)が、1970年代にデータベース設計のために ER モデルを開発した人物として知られています。
ER図の具体例
ER図を簡単に言ってしまえば、
DB設計において
「テーブルとテーブルを線でつなぎ、中身の種類と関係性見やすくしたもの」
「テーブルとテーブルを線でつなぎ、中身の種類と関係性見やすくしたもの」
といった感じですね。
・DFD(Data Flow Diagram)
DFDは、
システムで扱うデータの流れを表した図
のことで、システムの設計時などに作成されます。
DFDは、
・源泉(入力・出力)・プロセス(処理)・データストア(ファイルやデータベース)データフロー(データの流れ)
という4つの記号で表します。
DFD(データフロー図)で扱う記号
業務プロセスを分析するための手法
・BPR(Business Process Re-engineering)
BPRは、業務プロセスを根本から見直し、
業務プロセスを再構築することで、
企業の体質や構造を抜本的に変革することです。
・BPM(Business Process Management)
BPMは、
業務プロセスの問題発見と改善を継続的に実施していく活動
のことをいいます。
・ワークフロー
ワークフローは 、
経費の生産や申請などの事務処理などをルール化し・自動化することで、円滑に業務が流れるようにするしくみやそのためのシステムのことをいいます。
それではまた明日ー!!!