Output Diary

プログラミング × 読書 のアウトプットを発信しています

【本要約】革命のファンファーレ

革命のファンファーレ

 

 

f:id:kina_kq:20210218123627j:plain

 

本日は、キングコング西野さんが書かれた

「革命のファンファーレ」を紹介します。

 

 

著者の紹介

著者は 西野 亮廣(にしのあきひろ)さんです。

 2001年の『はねるのトびら』や、去年の12月には、西野さん自らが手掛けた映画「えんとつ町のプペル」が全国上映されるなど西野さんを知らない人は居ないのではないでしょうか。

 

私自身も「えんとつ町のプペル」を見に行きました。

少年の行動力に感動し勇気づけられたとても良い映画でした。

 知らない方はHP覗いてみてください

 

https://poupelle.com/

 

 そんな西野さんが書かれた「革命のファンファーレ」を紹介していきます。 

 

 

この本で伝えたいこと

・お金を稼ぐな。信用を稼げ。

・過去の常識には縛られるな。その船はもう沈む

・踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報」だ。

 

1.お金を稼ぐな。信用を稼げ。

 

西野さんは昔グルメ番組に出演し、釣りたての魚の食レポを求められた時に、

とんでもなくまずい料理に出会いました。

 

しかし、タレントは、このような場面で「マズい」と言える訳ありません。

 

言った所でカットです。テレビに出るからには、タレントである上には、「新鮮で美味しい」と言わなければなりません。しかしその頃twitterのタイムラインに「あれは絶対ウソ。魚は2〜3日置いた方が美味しい」というコメントが流れていました。この時、西野さんはこう思いました。

 

「嘘をついたことで、

この人達から信用を失ってしまった」

 

 

こう感じるようになってから、西野さんは嘘をつかざるをえない環境にあるグルメ番組の全てのオファーは全て断るようになりました。

 

  

これからの時代、信用が力を持ち、

「信用持ち」がお金持ちになると言われています。

 

 

ホリエモンさんが書かれた『99%の人が気づいていないお金の正体』の中でも

インターネットの技術革新により「ピア・トゥ・ピア」(対等な関係)で個人と個人が直接つながれるようになった。クラウドファンディングや仮想通貨が生まれた。信用さえあれば、「面白そうなこと」と「お金」を物々交換できるようになった。

出典:『99%の人が気づいていないお金の正体』p211より

 

と書かれているように「信用」をいかに稼ぐかということがポイントになってきます。 

 

信用があれば面白がって、プロジェクトに賛同してくれ、お金も労働力も「投げ銭」して応援してくれる。そのため、お金を貯めることに夢中になるのではなく、今日から信用を貯めていけと述べられています。お金はあとからついてくるのです。

 

信用を得るためには嘘をつかないことが大切です。

 そのためには嘘をつかなくても良い環境を作ることが大切です。

 

考え方を変えたいなら環境を変えたほうが手っ取り早いです。

意思決定には頭や心ではなく、環境が行っているのです。

 

 

嘘は「感情」でつくのではない。

我々は「環境」によって嘘をつかされている。

 

 

 

感情は環境に支配されます。

 

自分の意思を明確に表明するためには、意思を明確に表明出来る環境を作っておく必要があるということになるのです。

 

 

2.過去の常識には縛られるな。その船はもう沈む

 「えんとつ町のプペル」はインターネットで無料公開されました。

無料公開したことで、売上が爆発的に伸びました。

なぜ無料公開を行い売上を上げることが出来たのでしょうか。 

 

答えは、フリーミアム戦略をとったからです。

 

フリーミアムというのは、

フリーミアム(Freemium)とは、基本的なサービスや製品は無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルのこと出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 

というものです。

 

簡単にいってしまうと、

通常版→無料

ハイグレード版→有料

というようなものです。

 

 

「無料で公開したら、お金を出して買ってくれないのでは?」

と思った方も沢山いると思います。

 

 

実はこの考え方は違うのです。

 これからそれらの理由を説明します。

 

 

 

絵本を買う人は誰でしょう?

それは、子どもを持つお母さんす。

 

 

お母さんが絵本を買うとなると、

絵本を読んで自分の気に入った絵本を買うというやり方もあるのですが、

なにしろお母さんは忙しいのです。

 

本屋さんに行き、どの本を子どもに読み聞かせようか考えて、

絵本を1から読む時間はないのです。

 

そのためどうするかというと、

お母さんは子供の時に読み面白かった絵本をそのまま子どもに与えるのです。

 「ぐりとぐら」「はらぺこあおむし」が今でも大量に本棚に並べられている理由がここで分かるでしょう。

 

知っている本を与えることで外れの本に当たる確率が減ります。

 

 

 

西野さんはここに着眼し、

絵本をWeb上に無料公開を始めることにしたのです。

 

 

 自宅で立ち読みをしてもらい、1回だけではなく何度も何度も吟味してもらう。

そうして「買うか、買わないか」までのステージまで持っていく必要があると。

 

 

こうして絵本の無料公開後爆発的に売れるようになりました。

 

 

「無料公開したら売上が落ちるだろう」という考え方は、

過去の常識です。現代はインターネットが普及したのと同時に、人間の行動パターンも大きく変化しました。

 

感情に支配されず、常識に支配されず、時代の変化を冷静に見極め、常に半歩だけ先回りにする。これが大切なのです。 今の現状を正確に捉えることで、生き延びることができるのです。

 

 

3.踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報」だ。

 

今、あなたが行動できていない理由は、あなたが情報収集をサボっているからなのです。

 

情報は、行動する人に集まり、さらなる行動を生み、また情報が集まってくるのです。

 

行動しよう。

失敗したら、取り返せばいい。

大丈夫。

 

 感想

この本を読み西野さんは戦略的に物事を考える賢い方だなと感じました。

絵本の戦略にはあっと驚かされました。

 

 感情に支配されず、常識に支配されず、時代の変化を冷静に見極め、常に半歩だけ先回りにする。これが大切なのです。

 

これは本当に大切な考え方だと思います。

現状を正確に捉え、今なにをすべきかを判断出来る大人になっていきたいと思いました。

 

 

 それではまた明日ー!

f:id:kina_kq:20210215052404p:plain

 

 

「革命のファンファーレ」